今の仕事に向いていない、他にやりたいことがある、だから転職を考えるわけです。しかし今現在、世の中の社会人すべてが今の仕事に満足しているかといったらそれは絶対にないと思います。

勤務時間、休日関係、福利厚生、残業など数え上げたらきりがないくらい、何かしらの不満の1つや2つは抱えているはずです。
「ああ自分の好きなことを仕事としてできたらなぁ」「趣味の延長として稼げればいいのに」という考えのように、みなさん1度はうらやましいと思ったことがあるでしょう。

車をいじるのが好きな人は、車屋をいいなぁとうらやましがり、花を育てたりガーデニングが趣味の人は、花屋さんで働きたいと思うものです。

つまり、1日中自分の好きなものに囲まれていて、なおかつそれが仕事となることへの憧れですね。このように好きなものを仕事にした人はたくさんいます。そして成功する人もいれば失敗する人もいるのです。

失敗例としてこういったものがあります。
好きな「バイク」に携わることができる仕事をしたいと考え、大手バイクショップに就職した人。

しかし現実は、バイクに関係ない書類の仕事やクレーム処理ばかりがつづきました。バイクに乗ることは好きで、通っていたバイクショップのオーナーのような生活と仕事環境を望んでいたけどサービスを受ける側と提供する側では立場は全く違っていました。
結局思っていたことと違い挫折、転職する結果になってしまいました。

いくら「好きなこと」でも、それを仕事として取り組むということは、また別の覚悟がいるということですね。とはいえ好きなものを仕事にすると長続きしないというわけではありません。
どんなジャンルであれ、自分が好きなことを仕事にしたいと強い願いがあるなら、簡単に挫折はできないものです。

また、好きなものへの転職の面接のときでも、受験している会社そのものや商品、サービスを愛している場合は、それは面接官に必ず伝わります。そういう意味では、まったく関心のない商品を扱う会社に就職するよりも好きなものに携われる仕事に就職するにこしたことはありません。

しかし、もしその会社自体や扱っている商品にあまり興味をもてなくても、営業が好き、経理が好きであるなど職種としてでもその仕事の「好きなところ」を見出すという努力をすることでどの会社にいってもうまくいく場合が多いものです。

「好きなこと」を仕事にしたからといって、うまくいくとは限らないというわけではなく、単純に「好きだから」という動機だけで入社を決めてしまう前に、それが仕事となったらどういう業務になるかということを事前に調べることが仕事を長続きさせる要因となるでしょう。