転職をするためには、今までと同じ業種でなおかつ今まで以上の評価をしてくれる会社へ転職を希望する人と、今までとはまったく違う業種へ転職する人という2パターンに別れます。これは、転職における一番目の起点といえるでしょう。

後者である今まで経験したことのない業種に転職するパターンというのはかなりのリスクを伴います。
まず、自分が今までの仕事を捨て新天地を求める理由、そして就職したその先に何があるのかについて、しっかりとしたビジョンと戦略を立てることが大切です。
企業が中途採用などの求人を出すのは、自分の会社には存在しない人材、優れたキャリアを持った即戦力となる人材が欲しいのが前提条件です。そういった人材がいないからこそ、求人を出すのです。

そうなると、今までに未経験の業界に転職する人にとって、他の応募者よりも不利になるのは目に見えています。ですから自分がそのようなリスクを抱えてまでもその業種に転職にしたいという動機について、その業種の魅力や自分に何ができるのかを論理的に考えること、そしてそれを相手に伝える努力が必要です。

そのためにも無知で面接に臨むのはもってのほかです。その業界や応募した企業の最新の実情について詳細に調べ上げることが必要ですね。同じ業界にありながら、それぞれの企業のこれからの経営戦略というものは違います。ですから応募した企業が今求めている人材のキャリアはどういったものなのか、企業のホームページや、新聞記事や業界紙、専門誌などで情報を仕入れましょう。

他にも業界に精通する知人などがいれば、企業や業界の活きた情報を積極的に聞いてみてできるだけ多く入手することが大切です。企業が求める人材のキャリアと自分が経験してきた過去のキャリアを比較してみましょう。

まったく違う業界であっても、どこかしら通ずるポイントが出てくることだってあります。相手企業を調べれば調べるほど、自分とマッチングする部分が出てくる可能性だって高くなります。その部分が双方にとってこれからの事業戦略の中で有効に活用できるということが確認できたら、そのキャリアを具体的に整理して、職務経歴書に落とし込むことが次のステップです。

面接の時には、採用担当者はあなたが未経験者であることは応募書類で最初からわかっています。ですから、周りよりハンデがあると気落ちしないで、むしろ堂々とした態度で自分に何が貢献できるかについて、明確に自信を持ってプレゼンテーションすることが重要です。